Home » 風俗コラム » 中区の帝王 » 03 いよいよ開店
(前号まで)無事借金を返し終えたM氏。パチプロになり貯めた金で始めた水商売だが、世の中そう甘くはない!ノウハウも経営理念もなく始めた店が成り立つわけなく、あえなく閉店。漠然とした焦りの中、またパチプロに戻ったM氏に風俗嬢の友達から相談が…。M氏に店を出してもらいそこで働かせて欲しい?これってどいうこと??
ソープ嬢や箱ヘル嬢の友達が多かった当時の俺。自分で言うのもなんだけど、普段から面倒見のいい俺なもんで、彼女達から相談を受けることも少なくなかった。「風俗は続けたいけど、今のお店が辞めさせてくれない」ってことらしい。ファミレスでメシでも食いながら…、と軽い気持ちで相談を受けたのだが、彼女達の不満は大きく、いつの間にやら「Mさんがデリヘルのお店を出してくれたら、私そこで働きたい…」なんて言われちゃったよ。男冥利に尽きるぞ、俺!今度は風俗店で夜の業界に再チャレンジだ!と腹をくくったのだ。
そんなこんなで、早速デリバリーヘルスを開店させるための準備にかかったのだが、当時の俺は自慢じゃないが、お金も無いけど、風俗に関してのノウハウもちろんゼロ!もちろん前述の、他店に在籍したままの女の子がすぐに移籍できるわけでもなく、まずは商品(人材)確保が第一なのだが、どのようにして集めていいかもわからない俺は、
俺を慕ってくれる仲間や後輩に「今から1ヶ月以内に風俗で働いてくれる女の子を集めて来い!」と、半ば命令口調ではあるが一応お願いしつつ、一抹の不安を抱えながらの「何とかなるだろう」思考で見切り発車!(このポジティブシンキングこそが成功の秘訣なのだ)そして、後輩達が着々と人材確保してくれている、と信じて疑わず、所轄の警察署にある生活安全課へ「無店舗型性風俗特殊営業」の許可申請を提出。これが俺の「ルージュマジック」のオーナーとしての華々しいデビューとなる予定だった。
ンがしかし!予定は未定、決定にあらず…。現実はほど遠く、俺の店で働いてくれる予定であった件の風俗嬢の女友達どもであるが、俺の店がオープンするまでの間、仕事が無いのも申し訳ないと思い、某有名ソープヘルス預けていると、あっという間にNo.1の看板嬢になり移籍なんて考えられなくなった女、デリヘルを飛び越え、ソープ嬢へとステップアップを遂げた女など、彼女たちにしてみれば、より好条件な店に移って万々歳だが、俺にとってはちっともウレシクないぞ!さらに、残った女も開店直前にトンでしまい(急に姿をくらますコト)連絡が取れなくなったりと、踏んだり蹴ったりの毎日。頼みの綱の仲間からもいい子がいるよ、なんて連絡はちっとも入ってこない…。焦りに焦った俺は、もう一度後輩達を20人ばかし呼びつけ作戦会議を開いた。と言っても「1人当たり1人でいいから、俺の店で働いてくれる女を集めて来い!」と今度は半強制的に押し付けたのだった。
10人も集まれば…、いや少なくとも5~6人はどうにかなるだろう!?と高を括っていた超楽観主義の俺だが、集まったのはナ・ナ・ナ・なんとたったの2人!キレイ系の28才に、おっとり系の20才(なんと、この子は現在も在籍中!俺以外にルージュの歴史を知るただ1人の存在だ)俺はこの2人に望みを託し、なんとかオープンに漕ぎ着けることだけはできたのだ。
広告媒体は当時唯一であった商用風俗サイト、通称「マ○ア館」に出したインターネット広告だけ。弟から借りた日産キューブが事務所兼(!)送迎車に、新規で専用の回線を契約するだけの余裕がなく、俺のプライベート用携帯と店の受付け用の電話を兼用にした、転送用携帯電話1本だけの、超~合理的かつ機能的&無駄のなさでスタート。しかしこれでは店に掛かった電話なのか、俺の個人的な電話なのかが判断できず困って…、のはずが実のところ店の電話はほとんど鳴らず、1日に1本あればいい方。坊主(電話がゼロ)の日も多く、これでは全く生計は成り立たない。パチプロから足を洗おうと風俗店を始めたはいいが、そんな状態には程遠く、空いた時間でスロットを打ち、3、4万の日銭を稼ぐ日々が続いていた。その時の俺の全財産は(スロットのネタとして)財布入れた2~30万のみ!という状態。このままでは非常~にマズイぞ。これは女の子が少ないのがイチバンの原因なのか??
風俗店オーナーになったはいいが、電話のならない毎日。「勝負に出るどころか、すでに負組な予感…」だったM氏。とにかく女の子を集め、在籍数を増やさないことには始まらない!そこでM氏が採った行動とは?以下次号
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